身体障害者の割引について
身体障害者となり身体障害者手帳を交付していただくと、割引が受けられる場合があります。
でも、割引を受けようと思ったら、手続きが簡単なケースと、面倒だと思うケースと、両方あります。
私が面倒だと思ったのは、鉄道に乗る前に乗車券を購入したり、バスを降りる時にICカードを利用する時です。
検証するのが目的で、不満を述べるのは、目的ではありません。
鉄道の場合
私が利用する鉄道会社の場合は、駅員さんに身体障害者手帳を見せて、券売機を操作して貰った後、切符を購入する流れになります。*1
お一人さまのご利用でも割引の対象になる鉄道会社と、介護者(同伴者)がいれば割引の対象になる鉄道会社の二通りあります。
バスの場合
バスの場合は、鉄道と違って、基本的に同伴者がいなくても、お一人さま利用で、割引が受けられます。
バスを降りる際に、運転手さんに手帳を見せて、機械を操作して貰う必要があります。
機械を操作して貰った後、ICOCA
を使うと、割引した料金で支払える仕組みです。
残念ながら、先日バスを利用して手帳を見せたのですが、割引が受けられなかったケースがありました。
ドライブレコーダーで確認して、運転手さんの操作ミスだと、バス会社は非を認めましたが、何度も利用していたので、ショックのあまり、利用する気持ちが、失せてしまいました。
トラブルを回避したい
そこで、トラブルを回避できる方法があるのか、調べてみました。
関西の私鉄や一部のバス会社では、(株)スルッとKANSAIの特別割引用ICカードを申し込めば、身体障害者手帳を提示する必要がなくなり、ICOCA
のように簡単に鉄道やバスを利用できるようになります。
関西は、2017年くらいからサービスが開始されています。
関東は、2023年の春から、関西と似たようなサービスが開始されると聞いております。*2
私が利用したバス会社は、ホームページに記載がなかったので、特別割引用ICカードに対応していないと思っていたら、対応していました。
ホームページに記載してくれれば、嫌な思いをせずに済んだと思いました。
特別割引用ICカード
特別割引用ICカードを持っていても、面倒なケースを紹介します。
京都市の地下鉄と近鉄京都線は、乗り入れをしていて、竹田駅で乗り換えられるようになっています。
京都市の地下鉄は、お一人さまのご利用でも、割引の対象になります。
近鉄は、同伴者がいれば割引の対象になりますが、お一人さまだと、割引の対象になりません。
お一人さまで利用する場合、竹田駅で、いったん改札を出て、特別割引用ICカードで入り直すという手間が必要になります。
不正をしないためにも、近鉄の某駅から国際会館行きの電車に乗った場合、竹田駅で降りるのは現実的じゃないので、特別割引用ICカードを使わない選択になるでしょう。*3
特別割引用ICカードが、近鉄利用時にお一人さまだった時は割引されない仕様だったら良かったのにと、思いました。
極論を述べます
ケースによって考えは異なるので、いくつかある意見の内の一つの意見を、極論として述べますので、真に受けずに読んでください。
私は障害者として配慮して貰えるのなら、通常料金より、少し高くなっても良いと考えるタイプです。
バス利用時で例えて説明しますと、足が悪いので、慎重に緊張しながら、ゆっくりバスを降ります。
無事に降りられた時に安堵すると、疲れがドッと出て、二度とバスに乗りたくないと思うことが、多々あります。
健常者がバスを利用した時の料金が、200円だとすると、障害者だと半額の100円で済みます。
しかし、運転手さんにアシストして貰うなど、降りる時の不安を解消出来るのなら、健常者の料金よりプラスして支払いたいと思う時があります。
香川県に住んでいた時は、スーパーで買い物した際、買い物袋が無料の時代でした。
私が何も言わなくてもレジを通した商品を、お店のカゴに入れず、買い物袋に入れてくださった親切な店員さんがいました。
もちろん、レジに他のお客様が並んでいないとか、商品点数が少ないとか、いくつかの条件を満たした時だけの話です。
残念ながら、京都に戻ってからは、そういう親切な店員さんに巡り合ったことは、一度もないです。
有料で良いので、店員さんに袋詰してほしいと思うくらい、手の動きが悪い時があります。
お互い、しんどいね
「助けて貰えると思うな、甘えるな」と、主張する人がいます。
乙武氏が、下記のように呟いていました。
「助けてもらうことを当たり前と思うなよ」というご意見もじつにごもっともなのですが、「日々、助けてもらわないと生きていけない」という人生も、なかなかしんどいものであるということに、ほんの少しばかり思いを馳せてやってもらえるとうれしいでやんす。
もちろん、助けている人は、当然しんどいですが、助けて貰わないと生きていけない人も、しんどかったりします。
私は、双方とも、しんどい思いをせずに生きていく方法について、模索しています。
助けていただいた御恩は忘れないようにしていますし、感謝の気持ちを持ち続けるように、心がけております。
結論
身体障害者のほとんどは、60代以上なので、年を積み重ねると障害者になる可能性が高くなる傾向があります。
割引を受けられることは、ものすごく有り難いことです。
しかし、手続きに手間や時間がかかると不便だと感じますし、駅員さんにお手間をとらせた時は、申し訳なく思います。
駅員さんなどに、お手間や、ご負担をかけなくても良い時代が、一日も早く来てくれることを願っております。
身体が健康的で、割引を受ける必要がない健常者として生きていく方が、絶対、良いに決まっています。
皆様も、お身体には気をつけて、健康的に過ごしてほしいと願っております。
感謝
沢山のご訪問、はてなスター、はてなブックマークの優しいコメント、いつも、ありがとうございます。
読者登録していただきまして、ありがとうございます。
1月上旬、無事に、特別割引用ICカードが届きました。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
タイトルの始和は、令和という理由で、1月の異名の中から選びました。*4
最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございます。