加油
「加油」って、中国語らしい(私は中国語を全然知らない)です。
日本語だと「頑張れ」という言葉になるらしいけど、私は「頑張れ」という言葉が、大大大大嫌いです。
前もって断っておきますが、楽したいわけでも、努力しないわけでも、ありません。
頑張っている人に対して、批判的な意見を述べたいわけでも、ありません。
1番目の理由
1番目の理由は、必ずしも、頑張ったからと言って報われる社会ではないという点。
東大の入学式の祝辞で、お話しされた方がいましたよね。
頑張らなくても、良い結果が得られたら、良いと思いませんか?
2番目の理由
2番目の理由ですが、既に頑張りまくっている人に「頑張れ」と言ったら、「私に頑張れと言われても、これ以上頑張ることは出来ない」と、落胆させて、力が尽きてしまうことになる場合も、あるからです。
みんなからの期待に応えたいと思って、普段から「頑張って、期待に応えられる結果を出そう」と思っている人を、追い詰めることにならないか、心配です。
加油だと
中国語の「加油」だと、油を加えるわけですよね。
Aさん「加油」
Bさん「これ以上は無理です(と言って、油を加えられない状況を見せる)」
Aさん「無理なのは、わかりました」
頑張れだと
Aさん「頑張れ」
Bさん「これ以上は無理です」
Aさん「甘ったれたこと、ぬかすな!」
もちろん、中国語の場合、容器の中の油が既に、満タンになっていて、これ以上、加えられないことを証明するための品物を、普段から持ち歩いて用意しておくことが前提ですが、「加油」を否定するためなら、そういう苦労や手間を、惜しまずしたいです。
日本の場合、軍国主義で精神論で、相手に頑張ることを強要させるために使っているようで、「頑張れ」は、すごく嫌な言葉だと感じていました。
私は言われたくないけど
私から「頑張れ」と言ってほしい人に対しては、否定しませんし、「頑張ってね」と言うと思います。
2番目の理由と重なると思うけど、子供の頃、親から過剰に期待されて、親の期待に応えようとした過去があるので、私には今でも重荷に感じるわけです。
感謝
最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございます。