魔の11月
私にとって、早く忘れてしまいたいと思うくらいの出来事が、11月にありました。
私が命名した「魔の11月」とは、4年前の11月のことです。
4年前の11月3日
11月3日は、文化の日で祝日ですが、4年前の11月3日。
朝、起きた頃から、足に力が入らなくなっていました。
立ったままだと、階段が怖くて降りられなくて、座った状態で、階段を降りました。
思い起こせば、10月下旬
足の動きが変だなと自覚していたのは、11月よりも前の10月下旬でした。
少しずつ、身体が動きが悪くなったり、力が入らなくなったりしていました。
病気にかかっているなんて、全く思いませんでした。
寝たきりになる
当時、2階に寝室がありました。
階段の登り下りが困難になり、一週間ほどベッドで寝て過ごす生活が続きました。
普段、2〜3日おきに買い物に行っていたので、食料も水も底をついてしまいました。
仕方がないので、水道水を飲んで、過ごしていました。
小さい病院に行く
MRIがある病院で、家から近い病院を探して、行くことにしました。
足に力が入らないので、車の運転も難しかったのですが、田舎でしたから、速度とブレーキに注意しました。
医師が、誤診したのか、私に本当のことを打ち明けたくなかったのか、わかりませんが、腰のヘルニアだと告げられました。
もちろん、手術が必要なので、大きな病院を紹介すると言われ、紹介状を貰いました。
大きな病院に行く
大きな病院に行くことになったのは、文化の日から、約2週間たってからでした。
私の自宅から、大きな病院まで、車で5分、交差点は、たったの一箇所でした。
四国に移住して、この病院に行くことが、私の運命だったのかな?って、思いました。
大きな病院の駐車場は、田舎だから、めっちゃ広くて、私の足で病院の入り口までたどり着けるか、不安でした。
車から降りた私は、お遍路に使った金剛杖で身体を支えながら、歩きだそうとしていました。
午前中だけ、駐車場を監視している男性がいて、私に気づいて病院から車椅子を持ってきてくれました。
車椅子を持ってきてくれた男性のことは、有り難くて、今でも忘れられないです。
人生初の入院
検査して、診察を受けたら、『即入院』と告げられました。
人生初の入院が、即入院。
医師の診察の時に触診されたのですが、その時に初めて、身体に痺れがあることに気づきました。
入院して、久しぶりに、まともな食事をとったのは、言うまでもありません。
反省点
- 一人暮らしで、相談できる人がいなかった
- 一人暮らしで、病気になった時に助けてくれる人がいなかった
- ずっと健康体で、病気にかかった時のことを考えず油断していた
最後に伝えたいこと
痺れというと、足を組んだり、正座した時など、日常生活では限られているので、気づきにくいです。
しかも正座した時の痺れって、ハッキリと痺れているのが自覚できるのですが、私が痺れを自覚した時のように、気づきにくい場合もあります。
痺れって、厄介です。
私のような難病の症状が現れると、手術しか選択肢はありません。
私を執刀した医師の話だと、『ギリギリの状態だった』らしいです。
重い病気になった時は、覚悟するのも、一つの考え方かな?と思いました。
いつか、人生最高の11月が過ごせたらいいなぁと、思っています。
感謝
嫌な思い出を書いたので、読者様に気を悪くさせてしまったら、ごめんなさい。
反面教師として、誰かのお役に立てたら、いいなぁと思っています。
最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございます。